このレビューはネタバレを含みます
プライムに入った!
ポスターは完全に子供向けイメージだけど実際にアニメーションをみると冒頭からイメージがちがう。丁寧に物語を紡いでいる真摯な作品だとわかる。
女将は厳しいが、ちょっとしたセリフや表情が常におっこの味方であると示していて安心してみていられる。まつきちゃんもそうだけど、安易な悪人や敵は登場しない。
おっこの天真爛漫さが自然で嫌味がなくていい。夢で両親と会うシーンが幸せそうで。演出が凄い分めちゃくちゃ悲しい。それまで貯めてたダムが決壊したかのような取り乱すシーンも、がんがん心を揺さぶってくる。
こんな辛い目にあわせなくてもいいのに!!って思う脚本。水領様という救いは必然。
声の演技みんなよかったな。
アニメーションとしての素晴らしさも随所に。床やガラス、水晶への映り込み、季節の移り変わり、美味しそうな食事!最後の四人での神楽も素敵だった。生きる事、支え合うこと、ストレートだからこそ響くものがあるね。
鈴鬼くん好き。