くるぶし

翔んで埼玉のくるぶしのレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
3.5
いち埼玉県人として思うのは
埼玉県人以外のマスの人たちとはどう受け取り方違うんだろかということ

埼玉県はよくバカにされる。正直500回目の擦られまくった弄りは幾度となくうけてきた。
それでも我々は笑って流せるメンタルを義務教育でうけてきたのだ。

ここで思い出すのは南海キャンディーズの山ちゃんの戦法の話。彼の芸はマウントとられ芸という類を見ない立ち回り方らしい。
たしかオードリー若林さんあたりが分析していた。マウントをあえて相手に取らせることで相手を立ててるように見せつつ場を支配するというものだという。その相手が例え大御所でも、チンケな若手俳優でも。素人でさえも。

恐らく埼玉県人は県民性の話になった際はすかさず相手の股下に潜り込むように遺伝子に書き込まれている。
相手に顔を殴らせることで血に飢えたオーディエンスを沸かせるのだ。それが我々の生き残り方。戦い方。

これをエンタメに昇華して一大ムーブメントを巻き起こせたのは埼玉だからこそだとしみじみ思うと同時に、こんな俺にも郷土愛があったのだと気づかせてくれた。

もはや映画のレビューではないがこれだけは伝えたい。
埼玉は住むところ。行く場所じゃないよ。
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