どらどら

バーニング 劇場版のどらどらのレビュー・感想・評価

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)
4.2
-「ない」ことを忘れたらいいんだよ

グレートハンガーとリトルハンガー
思ったことが現実なのか、見えていることが現実なのか

燃やす
過去も現実も幻想も自分自身も未来も
そして、生を感じる

あるもないもすべて、自分次第

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ラスト直前までの徹底した視点の固定で、”現実”という概念が曖昧化する
視点の固定により、主人公の心情の変化が追体験できる

実存主義への軽やかな、そして不気味な挑戦
韓国社会の格差と孤立という病巣を鋭く描ききりつつ、人間存在の曖昧さを明示して見せた
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