試写会行きました!
フェリシティ・ジョーンズ主演。実話をもとに史上初の男女平等裁判に挑んだ女性弁護士を描いたドラマ!
ルース・ギンズバーグは、貧しいユダヤ人家庭に生まれ、努力の末に名門ハーバード法科大学院に入学する。夫マーティの協力のもと彼女は大学院を首席で卒業するが、女性であることを理由にルースを雇い入れる法律事務所はどこにもなかった。やむなく大学教授になったルースは、男女平等の講義に力を入れながらも、弁護士への夢を捨てきれずにいた。やがてある訴訟記録を目にし、それが歴史を変える裁判になると信じたルースは、自ら弁護を買って出るが…。
清々しく感動的な作品! 議会制民主主義において、法律は国民が選んだ議員の多数決で制定されるため、概ねその時代の民意を反映しているが、100年前、50年前に出来た法律は、時代の変遷とともに、社会の実情に合わなくなってくる。だから、見直しが必要なのだが、理論ではなく、伝統やしきたりが絡む法律は、往々にしてその改正に時間がかかる。ましてや、人種差別や性差別に絡むものは、その国の伝統やしきたりに根差す所大で、そこを打破できなければ、改正など望むべくもない。
どんな困難な状況に追い込まれても、信念を持ち続け、初めて性差別の問題に風穴を開けたルース。しかし、それは彼女一人ではなし得ず、彼女を献身的に支えた夫や娘の助けがあってこそのもので、正に家族で成し遂げた偉業だったのだと思う。
