なー

ビリーブ 未来への大逆転のなーのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
4.5
うわああぁぁぁぁあ
すごく良かった!!

頭の良くない自分にとって裁判での駆け引きの部分は頭をキリキリさせながら観てなんとか6割くらいの理解って感じでしたが、反論の部分は本当に感動した!!
"国を変えろとは言いません 勝手に変わるからです 国が変わる権利を守って欲しいのです"
良いこと言うなあ
でも当たり前だけど国が勝手に変わったんじゃなくてこの時代を生きた人たちが、ジェーンたちの世代の名も無きヒーローが前を向いて立ち向かったからなんだよね

フェリシティ・ジョーンズ演じるルース・ギンズバーグも一度はへこたれたけど、下の世代の力強さに再度立ち上がる勇猛さがめちゃめちゃカッコいい
どんなことでも先駆者は逆風に晒されるけど、彼女への逆風はハリケーン級
ルースに敵味方関係なく、関わる男性の言葉がもう既に囚われていてしまっているのがすごく見ていて苦しくて、社会の価値観に信念を貫き立ち向かう姿勢がなんだかすごく励みになり、自分も頑張らなきゃ!って思った(別に誰かと戦ってるわけではないが笑)

性別や人種だけに関わらず"平等"に完璧なんてそもそも無いのだろうけど、女性の地位は向上し、また次のステージで複雑に議論される時代になっている現在
時にある種過敏とも言える差別議論によってむしろ新しい性別の檻に閉じ込められていってしまっていると感じることがあるけど、この作品は今一度男女差別について立ち返って考えるのに重要な役割を果たすのでは

一つだけ気になったのは邦題
ダサいなぁ
ドリームの時も同じことを思ったけど
On the Basis of Sex
うん
そのままの方がいいタイトル

最高裁の階段を登るっていう最後の演出最高にクール
最後のジェーンについての記述はめっちゃ笑った笑
なー

なー