ポルりん

ピース・ニッポンのポルりんのレビュー・感想・評価

ピース・ニッポン(2018年製作の映画)
3.0
■ 概要

『日本を映像や写真や音声で後世に遺す「ピース・ニッポン・プロジェクト」の一環として、日本人特有の精神や自然感にフォーカスをあてた「日本の精神」、豊かな気候風土がもたらす変化をめぐる「日本の四季」、簡単には出会うことができない奇跡の瞬間を映像で紡いでいく「一期一会の旅」の3部構成で、日本全国の絶景と日本人の精神の神秘に迫っていく。
旅の案内人として小泉今日子、東出昌大がナレーションを担当。』


■ 感想

鑑賞前は、『世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!!視察団』のような、日本すごいでしょ感を全面に出し過ぎてる作品だと思っていたが、どうやら違うようだ。(てか、世界から「日本凄い!」と特集されるのは誇らしい事だと思うけど、日本側がワザワザ外国の方を連れてきて”馬鹿みたいに褒めちぎる発言”をさせるのは違うだろ!!ある層の方々は心地いいんだろうけどね )

確かに基本的には日本の素晴らしさを描写した作品ではあるが、押しつけがましさが一切なく、


・日本人のスピリット

・宗教観

・日本四季


などを綺麗な映像とともに説明し、日本の素晴らしさを心から感じることの出来る作品となっている。

本作を鑑賞すると、外国人が京都などに来たがる理由が理解する事が出来る。

素晴らしい作品ではあるのだが、ナレーションの説明に少々違和感を覚える部分が・・・。



◎自然災害

ナレーション「地震を体験した国の人と地震を体験していない国の人の自然に対する感覚は違います。
日本人は自然には到底敵わない事をよく知っていて、”天然の無常”という感覚を抱いて、昔から自然が引き起こす災害に耐えつづけてきたのです。」


その割には、災害が起きるたびにバカをする奴がいるのは何なんだろうな・・・。

DQNの川流れとかさ。



◎お互い様

ナレーション「”お互い様”と相手のことを思い助け合う精神は現代の日本にまだ残ってます。」


そうかな・・・。

昔は長屋に住んでいる事が多く、"お互い様"をしないと生きていけなかったが、現代では家族形態や生活スタイルが変化しすぎているため、"お互い様"がかなり無くなってきているように思える。

みんなが長屋に住んでいた時代は、子供が泣いていても"お互い様"であったが、今は保育園作れば「うるさい!!」って怒鳴り込んできたりね・・・。

新型コロナに感染すれば、住所を割り出して社会的に抹殺する。

例を挙げればキリがない・・・。



◎自分の思いを信じてやり抜く


東出「誰かを喜ばせたくて何かを始める。
人に褒められなくても時間がかかっても自分の思いを信じてやり続ける。
そんな日本人が増えるといいですね」


お前が言っても説得力皆無だよ!!


自分の思い(性欲)を信じてヤリぬいた結果・・・一番大事な人を、喜ばせるどころかメチャクチャ悲しませてんじゃねーか!!!!
ポルりん

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