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私は、マリア・カラスのtheocatsのレビュー・感想・評価

私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)
4.0
てっきり彼女の生涯を描いた再現ドラマかと思ったら、実際のオペラ、リサイタルなどの歌唱場面、テレビ映像、インタビュー、新聞記事などを再構成したドキュメンタリーでした。

オペラDVDはちょくちょく見るが、マリアカラス出演物は見たことがなかったので、大変興味深く視聴できた。
成る程ね、間違いなく彼女は当時の歌姫ディーバでありスーパースターだったというわけだ。
しかし、声の不調でイタリア公演を上演一幕目が終わってから中断したところ大バッシングを受け、またMETメトロポリタン支配人との確執から契約解除されたりと数多の逆風も経験。

それまでの夫と別れ、ギリシャ大富豪アリストテレス・オナシスと付き合ったりと恋の面でも華麗なる遍歴。ところが、数年付き合っても結婚には至らなかった両者。そして何とオナシスがあのジャクリーン・ケネディと結婚するという裏切り・・・

そういったヘェーなエピソードも満載で、なかなか充実の視聴タイムだったと言わざるを得ません。感謝


ちなみに自分にとってのオペラ歌姫は、自分でも驚きだけれどキャサリーン・バトルなんですね。笑
別にCMオンブラマイフに感化されたわけではなく(苦笑)、出演者を知らずに歌唱を聞いていると「オヤッ!?」となることがあり、それがバトルが歌っている時ということが何度か起こり。彼女の声や歌い方が好きなんだなと気付いたという次第。
その彼女もMETとはうまくいかなかったりしたようだけれど、オペラ超一流ディーバともなるとカラスにしろバトルにしろ色々大変なようだね。
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