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ニセコイのmanamiのレビュー・感想・評価

ニセコイ(2018年製作の映画)
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設定もキャラクターも展開もぶっ飛んじゃってる。原作はジャンプのラブコメで最も長く連載されてたらしい、基本ラブコメ読まないタイプだから記憶にないけれど。
学園ものに、真逆とも言える非日常的組織の対立を掛け合わせて、主人公がなぜかやたらと美少女にモテまくるという定番要素もありで、これは確かに話をあちこち広げられそうだね。長期連載にも納得いくわ。
さてその映画化である本作。ケンティは『銀の匙』の頃と比べると、上手になったねぇ。5年間いろいろ頑張ったんだろうねぇ。と、謎の親目線。
問題はヒロインの千棘を演じる中条あやみ。シンプルに可愛くない、中条あやみとは思えないほど可愛くない。あのポテンシャルの持ち主をここまで可愛くなく見せられるなんて喫驚ですわ。役に合ってないせいもかなりあるんだろうなぁ、勿体ない。
それよりは、美容師さんにどういうオーダーしてるのか気になるヘアスタイルの同級生とか、国家権力濫用しすぎな転校生とかの方がまだ可愛らしい。彼女達含め、脇役達の方が魅力的で、特にクロード役のDAIGOは美味しいとこ持って行きまくってる。
あと印象に残ったことと言ったら、ロミジュリの舞台装置の豪華さね。高校生が文化祭で作っていいレベルの完成度じゃないよね。

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