香港・マカオをまたぎ、婦人警官連続殺人事件に挑むマックス・チャン。
ビジュアル系バンドのボーカルのようなマックス・チャン、長官なのにラフすぎる私服のマックス・チャン、ボクシングをするマックス・チャン、セクシーなお髭のマックス・チャン、色々なマックス・チャンを見ることができるアイドル映画としては楽しめるのかも知れないが、同じく袁家班のドニー・イェンの映画でもここまでのストレートさはなかったほど。
幼少期に龍に助けられた経験から龍の文様が体に入った設定などファンタジー要素が最初と最後を飾るも、取って付けたように浮いているし、推理ものとしてもダメダメ。途中に挟まれる音楽もダサいし、ブラジル系アメリカ人の敵も完全な逆恨みで低レベルな英語でのやり取りにもドン引き。
いいところが全然見当たらなくて余りにも苦痛に感じるほどのマックス・チャンのワースト作品ではあるが、中盤のヨガインストラクターの敵との暴走列車内における戦いのアイディアは面白かった。（最後は敵が事故死とトホホな展開ではあったが(;´д｀)
そして主な舞台がマカオなのも香港警察を正義として描く映画を香港では作りづらい背景もあったりして..
