ゴリアテの憂鬱

幸福なラザロのゴリアテの憂鬱のレビュー・感想・評価

幸福なラザロ(2018年製作の映画)
3.6
外の世界と隔離されたイタリアの小さな村で、伯爵夫人の小作人として暮らす純粋無垢な男、ラザロ。

〝ラザロ〟は聖書に登場するイエスの友人と同名で、本作の主人公ラザロもキリスト教的な価値観で描かれた寓話的な物語となっています。

最初は純粋無垢でキラキラとした印象だったラザロの美しい目が、殺伐とした都会の人達に囲まれた中では只々怖かったです。

神の良心すらも脅威に感じてしまう現代の人間の感覚が本当に怖い。