ウニ

幸福なラザロのウニのネタバレレビュー・内容・結末

幸福なラザロ(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ぐう聖ラザロ。いいこともしない、悪いこともしない、それが神様。資本主義の搾取や効率とは別次元、癒された。

厳しい母に躾られた貴族のお坊ちゃまタンクレディは、生涯息をするように嘘をついて、虚言癖おじさんに育っててましたが、そんなの全く気にしない高次元な存在のラザロは崇高。野草にも詳しいし、善人の匂いがするし、アンチエイジングだし。
裸の大将山下画伯ファンとしては、見てよかった!共感しかない納得の作品。

タンクレディってどこかで??と想ってたら「山猫」のアランドロン!そして、十字軍の重要人物だった。深いわ。聖書だと、ラザロはキリストの友達で復活の予兆(超訳)みたいですし、深い。

そして、イタリア山間部には、未だに農奴的な貴族に搾取されている方がいたという設定(実話らしい)が、古今東西ここかしこのあるあるすぎて、汗。そして、その貴族も没落し、銀行に資産を取られていて、汗。
搾取社会、弱肉強食すぎる。

資本主義に毒された都会の民衆は善人の匂いが嗅ぎ分けられなくなっており、国民総搾取社会。ラザロ様に自己責任論ぶつけてて、汗。
ぐう聖ラザロ待望。

というか、ぼやっと生きてる自分、一部ぐう聖化してるような気がして汗。というか、ぐう聖として達観したい、汗。
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