オスカー受賞作、イーダのパヴリコフスキ監督最新作。本作はポーランド代表としてアカデミー賞にもノミネート。
更にパヴリコフスキは監督賞にもノミネートという快挙。撮影賞も加え3部門。
残念ながら外国語映画賞の受賞は逃した。ROMA ローマという大きな壁がなかったら本作が受賞。間違いない。
思ったよりストーリー展開は早くサクサク進む。88分なんてあっという間。
冷戦下を知らない世代でも、すんなりと受け入れられるその世界観。愛だけにスポットはあたらず時代背景と重ねながら歌手とピアニストという離れることのできない間柄を描く。真っ直ぐなレールの上で道を逸れることない恋愛か、時には手段を選ばず相手を手に入れようとするのか。
自分ならこの状況でどうするか考えながら観るのもいいかもしれない。
主演女優は少しジェシカチャステインに似てる。イーダにも出演。
ラストシーンが1番すき。