これも戦争がもたらす男女の悲恋の物語のひとつだ。
とても素朴で美しいポーランドの民族音楽のシーンから映画は始まる。
音楽家のヴィクトルは、民族音楽舞踊団を結成するために数々の民族音楽を収集している…
ただただ一緒にいたいだけ
愛の為だけに生きていて
引き離されても、引き離されても
どんなに遠くにいても
繋がった糸を辿っていく
世界は広いのにその糸が見えるようだった
二人が恋に落ちた頃の愛おしい時…
構図、モノクロが美しかった…
タバコの煙ってモノクロの方が引立つのね
ピアノの旋律をなぞりながら、確かめるように彼を見つめる。
やっぱりどことなく匂ってくる男性の女性を服従させようとするのにいらいら…
およよーおよよおよよー絶対気になるよね。
相変わらず上半分空白の、神いてますよ感。今作は群衆だったり支配者だったりもする。ポランスキーとかアンジェイ・ワイダがワンショットで片付けることを全編やって…
音楽自体はかなり良いが、使い方がBGMと化しているため目立っておらず残念。映像も、被写体への尊厳を廃棄してまで綺麗な画を作ることに尽力を注いでいるが、特に突出したショットは見受けられずこちらも中途半…
>>続きを読む東西冷戦下のポーランドを舞台に一見哀しい恋愛ものと思えるが別れと再会を繰り返すうちに身勝手な二人になっていく。モノクロの映像美と音楽が心を掴み、切ない結末だが夫も子供も捨てて恋に生きるズーラとヴィク…
>>続きを読む"2人"で景色の綺麗な「向こう側」へ。
時代と場所が流れて2人の物理的な距離が引き離される。
いくら離れても2人の心の距離は引き離されず1本の糸で繋がっていて手繰り寄せ合う。
国に支配される。権力…
冷戦時代ポーランドで出会ったピアニストと歌手の2人の話。
最後のシーンで一気にこの映画を好きになった感じがした。そのために積み重なった何層もの彼らの人生がテンポ良く進んでいくストーリーの中にあって…