COLD WAR あの歌、2つの心の作品情報・感想・評価・動画配信

COLD WAR あの歌、2つの心2018年製作の映画)

Zimna wojna/Cold War

上映日:2019年06月28日

製作国:

上映時間:88分

ジャンル:

3.8

あらすじ

「COLD WAR あの歌、2つの心」に投稿された感想・評価

パヴリコフスキの映像はやっぱり綺麗

鎖骨くらいから上を映して画面の上に余白を残すのすごい好き

白黒も相まって画面の余白が強調されて神聖な感じ出るんだろうな

素敵
Maoryu002

Maoryu002の感想・評価

2.8
第二次世界大戦終戦後のポーランド。音楽家ヴィクトル(トマシュ・コット)はオーディションでズーラ(ヨアンナ・クーリク)と出会い恋に落ちる。共産主義を嫌い亡命するヴィクトルとズーラは離ればなれになるが、その後もお互いへの愛は続き、やがて2人だけの結末を迎える。

パヴェウ・パヴリコフスキ監督による、切なく熱い恋愛映画。

冷戦を背景にしたラヴストーリーということで、「存在の耐えられない軽さ」を思い出したけど、こちらは時代背景にそれほど影響されず、恋愛色がより強く感じられる。

カリスマ性はあるけど、情熱的で衝動的で奔放なズーラを演じたヨアンナ・クーリクが強烈な印象だった。このキャラクターはレナ・オリン演じたサビーナや、「ベティ・ブルー」のベティを彷彿とさせる。

そして、白黒の映像が美しくて、夜の場面や演奏の場面で非常に効果的だった。

以下、ネタバレ。

ラストはただただ切なく悲しい。祖国にもパリにも2人の居場所はなく、恐らくこの世界に2人が安心して存在できる空間はなかったんだろう。
ただ、子供をも捨ててしまったように見えたのが許せない。
あー

あーの感想・評価

4.5
冷戦下の厳しい制約の中で身勝手な2人が惹かれあう
残酷な時の流れを省略で生み出す手腕も見事
ミュージカルが嫌いだけど歌とショットが良すぎて永遠に観てられる

様々な境界によって分断され再会と別れを繰り返す中で共に「向こう側」へこえるラスト
こんなにも美しくて切ない幸せがあるのか
淡々とした演出、この人ほんとにこの画角好きだなっていう独特のかんじ。
後半はちょっとアイデア切れというか、ありがちな感じになっちゃうのが勿体ない。これを88分に収めた評価は大きい。
風ノ助

風ノ助の感想・評価

4.0
大国に挟まれ複雑な政治背景を持つポーランドで東西冷戦下という時代に翻弄されながらも愛を貫いた音楽家のヴィクトルと歌手のズーラ

才能があり奔放なズーラに一目で魅かれるヴィクトル
愛のためには身の危険も顧みず一途に彼女を思い続ける
ズーラも彼の愛を試しながらも自らを犠牲にして彼を助け愛を捧げる

ポーランド民族舞踊をはじめ様々な音楽とダンスで彩られモノクロ映像ではあるけど華やかで構図も演出も完璧で美しい
15年間の印象的なシーンを切り取った息つく暇もない情熱的な愛を描いた濃厚な88分間でした
SadAhCow

SadAhCowの感想・評価

5.0
2022 年 42 本目

冷戦という時代に引き裂かれる男女の愛! 的な物語を想像してたら全然引き裂かれてねえ、ってか冷戦がただの背景になってしまうくらい奔放な色恋沙汰の話でしたとさ。あのガールいいね〜からいきなりおっぱじまるとはどこの悪徳プロデューサーや! って始まりからまさかの亡命すっぽかし、パリでおシャンに合流したら女は男の仕事相手の別の女が気に入らずポーランドにサヨナラ帰国、止せばいいのに女を追いかけていった男は収容所、でも共産党のお偉いさんの奥方になっていた女の手引で無事脱出、旦那も子供も捨てた女は男と共に逃避行、最後は思い出の教会跡地で愛を誓って「向こう側」に行くのであった。なお「向こう側」にあたるポーランド語は druga strona(ドゥルーガ・ストローナ)なのだが、英語の other side と似た表現で、「あの世」という意味がある。しかしボニー & クライドよろしく犯罪行為上等で欧州を股にかけたリア充2人に明日はないのであった。完。

うーんまとめてみれば結構かんたんな話なのだが、いかんせん映像がイケてる & 話の端折り方上手すぎてすげえ & 役者陣魅力ありすぎで、まったく飽きずに見られる映画である。戦後のポーランドは単一民族国家を掲げて国内の少数民族に対し非常に抑圧的な政策を取っていた。スターリン時代は例外的にそうした少数民族の文化が保護されていたわけだが、映画内でも描かれるように、あくまで社会主義プロパガンダの「道具」として保護されていた。何かと言えば「悲劇の国」として語られがちなポーランドの黒歴史である。ってか中世とかから見ていくと、実はポーランドがウクライナや周辺民族を抑圧していた時代の方が長いんだけどね……。

物語冒頭に出てくるレムコ人もそうした少数民族のひとつなのだが、第二次大戦終結前後のどさくさでポーランド人に土地を奪われたり強制移住させられたり、まあロクな目に遭っていない。レムコ人は宗教的にはユニエイト、つまり中身はカトリックだけど正教会の典礼を用いるというちょっと独特の宗派に属する人が多い。本作でキーポイントとなっている教会跡地も、屋根の形などを見るとおそらくユニエイトかなと思われる(少なくとも典型的なカトリックの教会ではなさそう)。宗教といえば、ヒロインのズーラは劇中で何度か「自分には信仰がある」ことを告白していて、最後はヴィクトルと共に教会で愛を誓う。社会主義体制は基本的に宗教を否定するので、信仰を大事にするズーラの存在はそれ自体が反体制的でもある。

などという込み入った背景も、おそらく現代のポーランド人(とくに 90 年代以降に生まれた若い世代)にはあまり分からなくなってきているようなのだが、この映画はそのあたりの説明はばっさり切る。共通理解だからわざわざ描いてないというより、「知らんなら知らんで別にええわ」ってスタンスのようだ。なんせ我々が見ているのは、繰り返すが欧州を股にかけるリア充たち……。あ、「股にかける」ってやらしい意味じゃないですよ……。実際には当時の西側・東側をあんなにぴょんぴょん行き来できたわけないのだが、そのへんの面倒くせえもん描写したって確かにしかたがない。収容所で袖の下わたす描写で十分である。時代が激動だろうと平穏だろうと、個人が見る世界はあくまで個人的。その意味ではケネス・ブラナーの『ベルファスト』に似た映画かなと思った。
白金

白金の感想・評価

2.5
圧倒的にヒロインの俳優としての魅力、力量が足りずにストーリーを台無しにしている。

「聖なる犯罪者」のありふれた脚本が、主演のBartosz Bieleniaによって持ち堪えさせたことを考えると、映画において俳優の持つ魅力は過小評価できない

冷戦下の1950年代、東側と西側の間で揺れ動き、時代に翻弄される恋人たちの姿を描く。

1949年、共産主義政権下のポーランド。音楽舞踊団を結成したピアニストのヴィクトルは、養成所のオーディションに応募してきた歌手志望のズーラと激しい恋に落ちる。しかし当局の監視を受けるようになったヴィクトルは西側への亡命を決意する。数年後…。

モノクロ映像と名歌。
ポーランド民謡が良かった
政治も恋愛も薄味
ダニエル・デイ・ルイスとレア・セドゥならもうちょい濃い味になったかと
Shaw

Shawの感想・評価

5.0
初鑑賞 05.25.2021
再鑑賞 08.31.2021
再鑑賞 10.03.2021
再鑑賞 01.15.2022
再鑑賞 07.12.2022

やべえ、まじ何回でも見てられる。今後も年に二回は見るわ。
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