ウルフガー

ブラック・クランズマンのウルフガーのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
-
アマゾンプライムにて視聴。なかなか面白かった。のだがちょっとインパクトが思ったよりもなかった。本編よりもエンディングの実際の映像の方が迫力があることが映画の敗北に見えてしまった。監督的にはメッセージが伝わればどうでもいいことなのかもしれないが。

白人の集会と黒人の集会をカットバックで見せるのはなかなか見応えがあった。白人の集会で上映されているのは「國民の創生」でKKKをヒーローとして扱っている映画。そしてカットバックを発明した映画でもある。このシーンによって罪を犯した映画を贖罪させているみたいな意味合いなのかなと思った。

以前スパイク・リーは「ミシシッピー・バーニング」について主役の白人が黒人を助けるという構図に不満を漏らしていたのでこれはアンサー的な作品なのかなと思う。でもコメディタッチが裏目に出てもう一つ踏み込みが足りない気もした。
ウルフガー

ウルフガー