借りぐらしのコブレッティ

ブラック・クランズマンの借りぐらしのコブレッティのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
3.9
スパイク・リー監督作品。スパイク・リーといえばNBAニューヨーク・ニックス大好きおじさんとして有名ですが、スパイク・リーの作品は初めてみます。
公民権運動の嵐が吹き荒れる60年代と思っていたのですが舞台は1979年、黒人の警官がKKKに潜入捜査をする…といっても潜入出来ないので電話は黒人警官、潜入は白人警官が担当するのがミソ。潜入捜査物としてハラハラドキドキするエンターテイメントに仕上がっています。
吹き替えでみてアダム・ドライバーの声に違和感あったのですが、JDワシントンに寄せた声じゃないと駄目なので納得…後半は違和感なくなりました。
エンディングは今でもなくならない差別をトランプ元大統領が出てきて更に悪くなっている現状を語り、エンタメで終わらせないところがよく出来ていると思いました。
主人公の彼女がアフロでめちゃめちゃ可愛いのですが、「スパイダーマン/ホームカミング」のあの娘ですか…すっかり大きくなりましたね。
本編と関係ないですが✊グーで拳を上げるブラックパワーサリュート。これはメキシコ五輪での200m短距離走表彰式のエピソードが有名ですが、NHK映像の世紀でこの話をやっていてボロ泣きしました。知らない方はウィキペディアで読んでみて下さい。カリフォルニア州立大学サンノゼ校に銅像があるそうです。