「強烈なメッセージとパワーが体に刺さる！！ これをファンクとソウルに乗せてお届けします♫」
「グリーンブック」の作品賞受賞に猛抗議した監督の 今回も炎上必死の強烈な社会派問題作を いつものブラックミュージックに載せ ファンキーにソウルに徐々にビートを上げながら 猛スピードでぶつけてきました！！！ ブラックムービーも随所に彫り込みながら。。。
それを 刑事物潜入ドラマを軸に描くのが非常に興味深く 引き込みます！
このシャウトするテーマと主張から 引いてしまう方も多いのでは？？
カンヌ『万引き家族』のパルムドールに続き、 グランプリ受賞の この作品！！アカデミーでは脚色賞でしたね★
実話に基づく この話！ 人種差別を見た目も身長も色も違う デコボココンビで進めて行く いつもの上手さが光ります！
今回は とてもスパイシーで とても辛いですが。。。
ーー少々ネタバレ！読まないでーー
暖かい光の 分かり合える「グリーンブック」
そして
冷たい闇の さらに溝が開く「ブラック・クランズマン」
過去も現在も未来をも 差別問題を突き付ける 心が痛い作品です！！
ＫＫＫとブラックパンサーの 黒と白の対立が物語が進むにつれて激しさを増し、そしてユダヤ人問題まで入り込み いろいろ考えさせられます。
70年代アメリカを舞台に
早速独特なオープニングの「風と共に去りぬ」から、Ａ・ボールドウィンが差別主義者を演じた冒頭と 強烈に訴えだします！
で、本編の潜入捜査ドラマ
「インファナルアフェア」や「ディパーテッド」などとは少し異なり
このブラックでヒリヒリ痛く、 コメデイ仕立てにした感じは
「イングロリアス・バスターズ」の方が近いかな。。。
中盤からは緊迫感を増し 更に過激へ進むＫＫＫとのやり取り、そしてブラックパンサーとの衝突は 狂信さも露骨になっていき どう着地するのか？ とても怖く息を呑む。
ラストの曲は 殿下の未発表でもあり 聴き入りました！！
★BEST Track♪
Prince - Mary Don't You Weep
https://youtu.be/e5-HEBGPzFM
あのデンゼルの息子が「マルコムＸ」演じた父に続き、リー監督作に主演
というのも とても目を引きました。最後は演ってやりましたね★
しかしここで 綺麗に完結させず
本編と違う角度で 今なお残るアメリカのリアルな闇を 映し出すとは。。。先が見えない、希望を見る事が難しい。
スパイク・リーの本気と祈りが 刺さりました！！
キング牧師には この映画 どう映るのだろう。。。
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劇場 32本目/ 2019合計 73本
20190322 ＠TOHOなんば レイト鑑賞会
映画のお供。。。
ビール、肉バル
