ラグナロクの足音

存在のない子供たちのラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
4.3
レバノンの首都ベイルートにて、12歳の少年が自分の両親を「自分を生んだ罪」で訴える。映画の良し悪しとかではなく、想像を絶する中東の子供たち現実に目が離せなかった。砂糖水しか食べものがない。女の子は11歳で結婚、妊娠させられ出血多量で死亡。身分証がないから職にもつけない。子どもは行き場所のない闇市場で売られる。シャワーすら浴びれず本当に野良犬かボロ雑巾状態。地獄よりも地獄。日本の諸課題がすべてマシに見えた。ラストの少年の笑顔のカットの持つ力、エゲツない、頭からにこびり付いて離れない。
ラグナロクの足音

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