ラグナロクの足音さんの映画レビュー・感想・評価

ラグナロクの足音

ラグナロクの足音

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TATAMI(2023年製作の映画)

3.9

胸熱。ムンヒョンソン監督のハナを思い出したよ。韓国x北朝鮮ではなく、イラン×イスラエルだが。柔道で勝ち進む少女の最後はまさかのイスラエル。国交を断絶しているため、公式として戦うことはできないという。彼>>続きを読む

Black Box Diaries(2024年製作の映画)

4.5

許可取りとか知るかよw しかしまさかセルフプロデュースとは随分と思い切ったね。素晴らしい。オスカー受賞したとしても間違いなく日本の劇場公開はできそうにないので、個人的に先に視聴。描かれてる事実は、これ>>続きを読む

聖なるイチジクの種(2024年製作の映画)

4.1

天晴れ!1979年以降ほとんど室内や車内でしか撮れなくなったイラン。その条件下で撮影し、クランクアップ間近で国家警察にバレて亡命してまで映画の完成を諦めなかった監督・俳優の方々に賛辞送りたい。2022>>続きを読む

Broken Rage(2024年製作の映画)

1.5

ルサンチマンに陥った北野ほど観るに堪えないものはないな。完全に映画を諦めてしまってる。楽しみ方がまったく分からなかった。途中の自己レビューとかなんなんだ、本当にキャリア終わってしまったんだな。残念。し>>続きを読む

小学校~それは小さな社会~(2023年製作の映画)

3.6

アカデミー賞ノミネートおめでとう。小学生っていうか、無垢な動物を観察(参観)するドキュメント系だな。自分も絶対見ていたでだあろう光景なのに完全に忘れていた。教室内の模様は恐ろしいほど昔と今で変わってな>>続きを読む

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.6

ユニークな試み。リンダがパプリカチキンを食べたいと言ったばっかりに街中が大騒動に巻き込まれるというお話。絵のタッチは抽象的で、登場するキャラクターや背景なども単色で塗りつぶされていたりするのに、巻き起>>続きを読む

どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

3.9

家族の支離滅裂な会話が可笑しすぎて申し訳ないが終始笑いが堪えきれなかったw 病院入院したあとの姉ちゃんの回復ぶりにも大感動w 最高のエンターテイメントだった。いやいや、どうすればよかったもなにも、映画>>続きを読む

キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

4.0

ずっと胸糞悪いやつ系ですわ。デトロイトとユナイテッド73便を思い出した。時間軸がリアルタイムで進むから緊迫感がはんぱない。双極性障害のある黒人のおじいさん、誤って生存確認サービスのアラートが起動してし>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

3.3

原作は1934年の戯曲『Mon crime』だからか舞台のように仏俳優オールスターたちが延々と会話してる感じ。1935年のフランス。大物映画プロデューサーの殺人事件の容疑者として新人女優のマドレーヌが>>続きを読む

ザ・ルーム・ネクスト・ドア(2024年製作の映画)

3.7

安定のアルモドバル。いつもどおりの回想に、いつもどおりの色相と雄弁な家具、そして母性。そこに身体の自己決定権という新たな要素が足された。この安楽死をそのまま中絶と置き換えてみると納得がいく。ある意味ペ>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

1.1

この松竹系のノリなんとかならんのか。荒唐無稽な感動ポルノお花畑もいいとこ。いつもどおりの新海節で話がムッツリ童貞すぎて気色悪いったらない。背景奇麗にすりゃいいってもんじゃない。こんなんで日本の社会問題>>続きを読む

君が生きた証(2014年製作の映画)

2.8

銃乱射事件で息子を失い失意に陥った主人公が息子が遺した歌を世に送り出す話。しかし失った息子は加害者側だったことが中盤で明らかに。エモさを前面に出した曲たち響いてこなかった。あと、あまりにもありきたりな>>続きを読む

野生の島のロズ(2024年製作の映画)

3.9

原題ワイルドロボット。俄然リロ&スティッチが楽しみになった。ヒック以来長らく待ち望んでいたドリームワークスが帰ってきたって感じ。大自然の不時着したベイマックスがアヒルの雛に親と間違われたことをきっかけ>>続きを読む

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.1

一体何のジャンルなんだ。父ちゃんと疎遠なゲイの母ちゃん見兼ねた娘がタイムスリップ。母ちゃんとイチャつく父ちゃんの妹を威嚇。精神壊れた妹ちゃん学校に火をつけ母ちゃんとバイバイ。せっかくのバックとぅざフュ>>続きを読む

リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.6

タイトルの通り、"クソ面倒くせぇイタい奴"の話。イタい奴とはもちろんユダヤ人。ユダヤ人といえばお馴染みのユダヤ人も辛いよ構文。いつものセットすぎて内容的にはだいぶ拍子抜けだった。ただ、サクセッションぶ>>続きを読む

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

2.0

海は綺麗。ディズニーってこんなに薄かったっけか。メッセージ性、ストーリーの裏にあるものがなにも無い。少女、伝説のマジックキン肉マンと悪い敵を倒す、悪い敵に命の石が返され良い神様に。以上。

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.2

アイゼンバーグの初監督作。原題のままにしとけば一発で内容理解できるのに何だこの糞みたいな邦題は。大人になり切れず空回りする似た者母子の話。相手を尊重するよりも、自己愛が強すぎる。そっくりな故に、反発し>>続きを読む

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.2

ボスニア紛争のさなかで起こった悲劇的ジェノサイドを描いた物語。ここまでドン底にいて尚諦めない母親の目力。映っているもの以上の重い圧を感じる演技力だった。こんな地獄よりも地獄な状況でも、たった30年前の>>続きを読む

ドン・ジョン(2013年製作の映画)

2.0

男以外見ないだろこれ。女体よりポルノで抜く方がベターである理由が延々と綴られる。いやわかるよ、ただ内容がくだらなすぎてみるに堪えず、ジュリアンムーアに落ち着く落下点も意味不明。ゴードン=レビットお主さ>>続きを読む

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

4.0

この監督、いつもプロットの繋目が気づけないくらい滑らかだ。実際の人生がそうであるように。喪失と再生を静謐な筆致で描いた繊細な作品父の介護と自身の愛の行方に揺れるサンドラの姿を通じて、生きることの不確実>>続きを読む

シンシン/SING SING(2023年製作の映画)

4.0

ユーフォリア以来のコールマン・ドミンゴの顔芸きっつい。何度もみてきたチーズィーな話のプロットなのに、主演二人が爽やかにハマりすぎていて涙。本当の囚人をキャストしてるからか妙なリアリティが。演じるうえで>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

制作陣まじで大変だったろうなー。物語がチャドウィックを失った現実と地繋ぎに。彼の死をなぞるようにティ・チャラ国王の病死から幕を開ける。主人公がいなくなった世界、一体誰が主役にふさわしいのか、つまり誰が>>続きを読む

邪悪なるもの(2023年製作の映画)

3.5

ジョーカーペンターやん。ペドロなにしてん?神なき世界。伝染する悪魔もの。冒頭から、上半身のない死体からはじまり、腐敗した悪魔憑きの醜い男、いきなりの斧顔面撃ち、悪魔憑き犬の子供襲撃、とにかくこれでもか>>続きを読む

クロード・コンセイユの不思議な冒険(2023年製作の映画)

3.5

鳥の囀りとヒップホップ。森で隠遁生活を送る鳥類学者の携帯電話番号が女ラッパーのMVで拡散されてしまい、ファンから大量の電話がかかってくる。

彼奴を深く埋めろ(2023年製作の映画)

3.2

1870年ブラジル帝国。先住民と白人のハーフの兵士。同性愛行為を神に要求し滅ぼされたソドムの罪について。

サタナ 悪魔(2023年製作の映画)

2.9

アラム語。ルカの福音書。主の現世における教導の業と永遠の贖罪によって明らかとなった主の全人類への愛と憐れみについて。

欲仙欲死(2023年製作の映画)

3.5

スクエアゴシックホラー。人体解体なかなかリアル。夜空の下で死体とオナニー。乙だね。

記憶の淵(2021年製作の映画)

2.2

欧州の老夫婦。戦前から戦後にかけての回想。

セザールが持つもの(2024年製作の映画)

3.6

姉が強姦される。弟ペニスサイズ計測ごっこやめる。

幸せを呼ぶ歯(2023年製作の映画)

2.4

痛い。ボードゲームの参加費欲しさに自分の歯を抜きまくる。乳歯で金もらえるってどんな風習だ。

くも(2024年製作の映画)

3.7

雲の喜怒哀楽。嫌われる雨雲が自分が求められる場所を探して漂流する。

アレックス 196とピンクの砂浜(2023年製作の映画)

1.9

オンラインゲーム相手に恋してゲームの中に没入する以上。

アラーム(2023年製作の映画)

3.8

見ているだけでストレスが。無理な納期で工事現場で働かされる現場監督置かれた理不尽な状況。

モンスーリ公園(2024年製作の映画)

4.0

セグヴェイが盗まれる様子を望遠で。カンバセーション的な響きが。セグウェイ発明した人はセグウェイ乗って崖から落ちて死んだ。

ジジ(2023年製作の映画)

2.5

トランスジェンダーが性転換するまでの内面変化。