muuum

存在のない子供たちのmuuumのレビュー・感想・評価

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
4.0
誰を責めていいのか、学のない親でもあるし、そんな人を生んでしまう社会が問題でもある。12歳のゼインは、親を訴えるという形でそれを明らかにしたけれど、それは社会を動かす大きな一歩でもある。
ゼインは、大切な妹を守りたかったし、一緒にいたかった。ゼインは過酷な環境で育ってはきたけれど、人を愛すること、弱い者を守ることができる愛情深い少年。妹、そして幼い子を託されても、最後まで守ろうと甲斐甲斐しく世話する姿には涙が止まらない。ゼインがとにかく美しくて、みずみずしくてたまらない。あの瞳は、この作品を成功させた重要なポイントでも気がする。赤ちゃんのヨナムも、死ぬほどかわくて泣けます。
muuum

muuum