心おだやかに、楽しく観られる作品でした
大泉洋さん演じる息子、
見かけは一流企業で順風満帆人生かと
おもいきや、諸々崖っぷち
それを見守る優しい母親に
訪れるささやかな恋の物語
身持ちが固く、真面目だけれど
夫がなくなって時間も経ち、
もういいよね、と
とても美しい映像が
楽しめる作品だったと思います
「このアングル、このフレームで
撮りたい」
とこだわりを感じる場面が多々ありました
大泉洋さん、宮藤官九郎さん、
めちゃくちゃ良かったですね
辛気臭い話を、なんだか楽しい
人間物語にしてくれました
圧倒的な存在感といえば、
田中泯さん
この方が出てくると、本当に画面が
引き締まって、ぐっと現実味が増します
PERFECTDAYSのちょい使われとは
違い、がっつりホームレスで
とにかく凄みに溢れていました
吉永小百合さんは、相変わらず
美しく素敵で、この庶民の生活に
いい意味で馴染んでいない、
どこか浮世離れした高貴な存在を
見せてくれました
失恋した後、暗がりでお酒飲んでいる
シーンが美しくて、とても好きでした
やさぐれてる吉永小百合さんも良かった
永野芽郁ちゃん、かわいくて細すぎた（笑）
この細い体に内臓が入ってると思えないです
脚本や演出で、ちょこちょこ
「そんなこと言う？」
「そんな仕草する？」
みたいなところがありましたが、
描いてる世界はとても好きでした
しかし、クドカン演じる木部くんは、
いいとこどりすぎるだろ
大泉洋かわいそすぎだし、
そんなにすんなりいい人もいないだろうな、と
