塩

アップグレードの塩のネタバレレビュー・内容・結末

アップグレード(2018年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

仲の良い夫婦グレイとアシャ。アナログの車を購入した『ステム』開発者エロン。
自動運転が暴走をし、男4人組に理由もわからず妻を殺され、自分だけ生き残ってしまう。
ドローン、音声操作、充電の非接触。
3ヶ月経過し、車椅子生活。母に髭をハサミで切ってもらってる時に自然と涙流れてくる。捜査も進展無し、薬の過剰摂取で自殺を試みる。
あの社長がきて、世界初ステムを極秘で入れ込む、守秘義務も書かされる。
家に帰り、ステムが話しかけてくる。意外とこのステムが丁寧な言葉遣いで攻撃的な判断、また人格の主導権を握ってくる感じがそわそわする。
『仮想現実には苦しみが少ない』と言って、本物の意識を仮想現実に閉じ込め、身体の主導権を握るステム。途中VRに夢中になっている人たちの描写や仮想現実を否定していた男がその苦しみのない世界にのみこまれていく終わりは見事だった。
塩