想定していたものと違ったけれど、そこがよさでした。
てっきり若者が犯した犯罪を面白おかしく刺激的に映したものかと思っていたら、導入からご本人登場。ドキュメンタリーチックなつくり。
爽快さが感じられたのはほんの一瞬、作戦を練り始めたときだけで、残ったのは強い後悔とつけてしまった消せない傷。
とはいえ、こうして映画化されてしまっているのだから、彼らの当初の目的"普通の人生とは違うものを獲得すること"は達成されてしまったような気もします。
カメラの前で涙を流していましたけど、テイクにはNGとOKがあるわけで、果たして彼らにはどれほどの罪の意識があるのか。映画に出ちゃってる時点で批判は免れなさそうですよね。
一発撮りなのかどうなのかは調べないと分からないですが、やはり映画の作為的な部分の方が気になりました。
真実の物語という導入。プロデューサーなら絶対入れたい文句ですねえ。
