このレビューはネタバレを含みます
平凡な生活に飽き飽きした大学生達が強盗を計画して、人生を狂わす話。途中途中で本人達が当時の状況や感情を補足するよう語ってくれるため、一種のドキュメンタリーであった。実話系の作品の中でも、なかなか斬新な映画。
真似しちゃいけない『レザボア・ドックス』を参考にしちゃう辺り。完全犯罪を企むが、計画が穴ばかりで全てにおいて上手くいかずに結果逮捕。しかし、そこが現実は映画ほど簡単に上手くいかないというリアリティーを感じさせてくれた。犯行に及ぶ場面も全員焦りすぎて、我を失っていた。この点もかなりリアルだ。
Mr.Pink。先に観といて良かった。クスッと笑えた。
スペンサーが途中怖気ついて、計画から降りると言ったシーン。計画を中止したら後悔が残るぞと言われていたが、計画を続行したために後悔が残るハメになる。あまりに皮肉だが、人間人生を巻き戻したいタイミングは皆があり、正にスペンサーにとってはこの時が言わずもがなであるだろう。
キャッチフレーズが「普通の大学生が起こした普通じゃない強盗事件」とあったので、どんな計画なんだと思って見たが、結局は「若気の至り失敗談」だった。
