アメリカン・アニマルズのみーるのネタバレレビュー・内容・結末

バリー・コーガン出てるなら面白いと思っていたけど、その予想を遥かに超えて面白かった。
嘘みたいな実話を、俳優が演じ、本人たちへのインタビュー映像を要所要所に織り込んでいる二人一役の構成自体がまず楽しい。
数々の強盗ムービーからヒントを得た計画を実行するまではオーシャンズシリーズっぽいワクワク感があったけど、本人たちのインタビューが挟まれることによって現実に引き戻されるバランスが良かった。
問題が無い人生は問題なのか…若者というか、今の時代にマッチした問いに、自分自身の事も考えってしまった。
今からレイトン監督の次回作が楽しみになった。

試写会のQ&Aで監督が、できた映画を観せて一番喜んでくれたのが司書の方だったと仰っていて、救える力のある映画だと思った。