目の前の生活が灰色に見えて、『何かでっかいことがしたい』或いは『夢みたいなことが起きてくれないか』と心の奥底で待ち望んでいる。十代〜二十代前半の頃なんて意外とみんなそんな経験してるんじゃないでしょうか。
みんな、ビッグな事やってやるぜ!という興奮の傍ら、しっかり常識もあるしビビってる。でも4人とも、少しずつ他の3人のせいにしながら『動き出したから止まれない』から突き進んでしまうという心理。
映画としての描写と、ご本人達が振り返るコメントが折り混ざるのがお洒落かつ、当時の彼らの暴走心理を分かり易く示してくれていてよい。
別に銀行強盗を企んだ事はないんだけど、何故か絶妙に共感できてしまうというか、刺さるというか。
あとちょっと悪いやつって本当にロン毛でイケメンなんですね。