まりん

ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうたのまりんのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーはタイトだけれど、久しぶりにサントラが欲しくなる位良かったのです、
曲を作るのが大変なのって、0から作り上げる大変さじゃなくて、あらゆる音が最初にあって、組み合わせが無限にあるからだと思うんだけど、違うのかな?

兎に角、フレーズが生まれて、曲に育て上げて行く過程が好き。
色々なライブを見て、バンドマンに話を聞いたりして、見覚え、聞き覚えがある機材とか、曲毎にギター持ち替えるとか、ちょっと細かくて、ツボ。
そして披露した曲が、素敵なんだ。

ロック小僧なママのパパ。医者になる為に大学に行く娘を邪魔はしないまでも、音楽の道へ、誘惑する。
あれは父親としての愛と言うより、才能ある若者に対する元バンドマンとしての情熱だよなぁ‥と思う。
開花させたい。その想いが熱い。凄く分かるけど。

レスリーの存在も好きよ。音楽好きとして惹かれても居る。だけど、大人だからこそ詰められない距離感。
ただでさえ、バンドマンとの距離の取り方難しいのに、そこに愛娘なんかいたら、もっと分からなくなるよね。
大人だし、一途に操立てたり出来ないし。その微妙な距離感好き。

ラストのインストアライブは居合わせたかった!

でも、医者になる夢のままに突き進んで欲しいとも思う。若いんだから。
まりん

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