ぬーこ

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のぬーこのレビュー・感想・評価

3.8
原作 渡辺 一史
監督 前田 哲
脚本 橋本 裕志
舞台 札幌🇯🇵

筋ジストロフィー患者の鹿野(大泉洋)とボランティアの交流を描いた実話

良かった。お涙頂戴的な話の作り方にしていないのが好感持てた。
実話なので、鹿野にとってもっと辛いことしんどいこと、ボランティア同士の諍いだってきっとあっただろうに、そこを鹿野の大学生ボランティアの交流に絞って、描くのはこれもアリかなと思う。


みさきちゃんと鹿野の和解が早かった
そしてその後の2人の掛け合いが面白かった。1人鹿野にタメ口のみさき。

できる限り障害者、難病患者という前提を排除して生きようとした鹿野の生き様を大泉洋が熱演している。これ大泉洋だから最初のわがままも許せたなあ。母さん役の綾戸智恵も良かった
そして三浦春馬は良い人の役似合いすぎる

講演会で鹿野が話していた、思い切って人に頼ること、家族の助けを借りず自立して生きること(自分でボランティアを自宅に呼んで生活すること)
本作を通じて、障害者の介護は家族が必ずやらなきゃいけないことなのか?他者がやっても良いんじゃないか?と考えさせられた。

田中(三浦春馬)に教育大に行っていると嘘をついてたことを告白
鹿野(大泉洋)から嘘を本当にしちゃえば?と言われ、教育学部を受け直す


2021.87
ぬーこ

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