池袋のキングwithYUKI

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話の池袋のキングwithYUKIのレビュー・感想・評価

4.3
筋ジストロフィーと言う障害を持った人の話。
考えさせられた。障害ってなんだ、障害の定義は、何を持って障害なのか。
はっきり言ってこの人確かに身体は不自由だけど、心が自由で最高の人間だと思った。身体は自由だけど心が不自由な人間ばかりの世の中。こういうある種の絶望を知ってる人は、その対極にある絶対的な希望も見出しているんだと思う。
俺は人間誰しも障害者だと思ってる。身体が不自由な人、心が不自由な人、必ず人間は欠点を持って産まれてくる。それと同時に何かの長所を抱いて産まれてくる。完全な人間は居ない。みんな同じ。
この映画を見て、失敗したっていい、迷惑かけたっていい、怒ったっていい!!人だから!
人間なら人間らしく正直に生きよう!そう思った。
この主人公の鹿野さん、周りに世話になって迷惑かけてるように傍からは見えるが、実際は逆。鹿野さんから、これ以上ないものを教えて貰っていることに途中気付いた。
とても前向きになれる映画でした。
人を傷つけ傷つけられ、それでも人を許し許され、そうやって人は人を知る。