真弓

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話の真弓のレビュー・感想・評価

3.8
下調べなしで観賞。

進行性筋ジストロフィーという、徐々に筋力が衰えていく病気を患っている鹿野。
普通だったら家族の手を借りて生活をしていく時代(今もあまり変わっているとは思えないが)に、鹿野は「自立」をする。
自立と言っても、車椅子生活で手先だけしか使えず、身の回りのことは自分では何一つできない。
そのためにボランティアを募り、ボラの人たちが24時間世話をしている。
普通だったらぺこぺこ頭を下げるところだが、鹿野は頭を下げるどころか命令のごとく上から目線。

これは何故か?何故こんな態度なのにボラの人たちはずっと隣にいるのか?

ストーリーが進むにつれてその謎が解決し、鹿野の思いや努力が分かり、終盤は涙。

実話とは思えない綺麗な終わりかたをしている。
真弓

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