ぴくたん

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のぴくたんのレビュー・感想・評価

3.8
【あらすじ】
全身の筋力が衰えていく重度の筋ジストロフィー患者・鹿野は、口こそ達者だが、自分で動かせる体の部位はわずかに首と手だけ。介助なしの生活は困難だが、彼はあえて入院せず、ボランティアを募って自立生活を送る道を選択した。そんな中、医大生の恋人・田中に会うため鹿野の家を訪ねた美咲は、成り行きでボランティアに参加することに。美咲は、障害者のイメージとかけ離れた奔放でわがままな鹿野に振り回される。

【感想】
三浦春馬の追悼鑑賞。
医療やボラに関することはスラスラ出てくるけど、人の感情や悩みについては混乱する北大の医大生感。
きっと田中と似て真面目だったんだろうなあ。
御冥福をお祈りいたします。


元道民には懐かしい小ネタ満載の映画。
北大周辺のロケはもちろん、美咲のバイト先の宮田屋珈琲、みんな大好きみよしの餃子。
それを大泉洋が言うもんだから、北海道ローカル番組を見てる気分。

身振り手振りができない難しい役どころを持ち前の「声」のトーンで、序盤は高飛車で小憎たらしいんだけど、次第に鹿野さんの明るさとパワーから魅力的な人物に演じ切ったのは流石。
役者としての大泉洋の良さが全開の作品だと思います。
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