炒飯

機動戦士ガンダムNTの炒飯のネタバレレビュー・内容・結末

機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

まず明確な短所として、人物作画のクオリティが低すぎる。時間が無かったか予算が無かったか他の事情かはわからないが、劇場作品としてお出ししていいレベルではない。
それを除けば内容としてはかなり好き。
オカルトに過ぎるという声もあるらしいが、Zの頃からして今更では、と思う。

挿入歌の使い方が良い作品が好みなので、VigilanteとCageでもう優勝。つくづく作画の低調が勿体ない。
また、ナラティブからフェネクスへの乗り換えシーンは映像・演出含め良かった。そもそもガンダムの映画作品(総集編を除いた完全新作系)で主人公機の乗り換えイベントがあることが珍しく、これ自体にエンタメ性の高さを感じる。

メインキャラたちの人生に徹底して碌なことのない凄惨なストーリーではあったが、前作主人公バナージの丁度いい塩梅の助力と、作中屈指の真っ当な大人であるイアゴ隊長の迎えによって視聴後感は爽やかなものになっている。
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