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覚悟はいいかそこの女子。のikumuraのレビュー・感想・評価

覚悟はいいかそこの女子。(2018年製作の映画)
3.0
【お花畑なアホ男子グループ】
久々の中川大志祭り(それって祭りじゃない)に今話題のあの女優さんが出てるこの作品を。。

モテすぎて「観賞用男子」になってしまい彼女がいたことがないことに気づいた高校生の主人公(中川大志)が「彼女ホスィー!!」と学校の高嶺の花なクールビューティー(唐田エリカ)にアタックするも撃沈。あきらめずストーカーチックに攻め続けるうちに心の距離はちょっとずつ縮まるが相手には美術の先生(小池徹平)という憧れの人がいて・・・

中川大志くん相変わらずの演技力&好感度。馬鹿みたいに突っ走った先の屈託のない笑顔とか思いを遂げられず切なそうな表情とか惹き込まれるし役に対し真摯に取り組んでる感じがある。

唐田エリカは小津に憧れた誰か(ただし小津本人ではない)から演技指導でも受けてるんじゃないかってくらいの様式美を感じる棒読み。仕草とかもなんか適当。でもこのふてぶてしさというか存在感というか、なにか忘れ難いものが。。心の揺れ動きに対し葛藤を感じさせないのは彼女ならではというか、そういう役で他にも活躍できそう。もったいないことしたなあ。

あと中川大志くんを取り巻く友人たちが適度にアホなんだけどいかにも少女マンガが描きそうな平和な男子高校生グループ。原作やドラマにはあったのかもだけどもうちょい一人一人の見せ場がほしいかなあ。それとDDD(脱童貞同盟)も特に回収せず。。まあいいけど。

とはいえ中川大志くんの演技でなんだかんだ最後まで見られたのでこの評価になりました。
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