にょこ

天国でまた会おうのにょこのネタバレレビュー・内容・結末

天国でまた会おう(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。コメディタッチも随所に感じられ、フランス映画とはいえ見易かったです。
監督、主演のアルベール・デュポンテルが最高。

戦争によって自由を奪われたアーティストとそのアーティストに助けられた男の話。
戦争って何で悪巧みばかりしてる人が儲けるんでしょうね…

ラストの仮面を伝う涙に、こちらも泣けてくる。。
エドゥアールのお父さん、良いですね。
賢く、行動力もあり、最後には誠実さまで見せてくる。
(姉さんも賢かった、割り切ってて)

結果は彼の望むものではなかったにせよ、多かれ少なかれエドゥアールへの救済にはなったんじゃないかな。
なのに…エドゥアールはあの選択をしちゃっ
たから、すごく切ない。
いつから終わらせたかったのか。
ルイーズや、マイヤールもいるのに。。
モルヒネ漬けにはなっていたから、それも良くなかったんだろうな。。
アーティストらしい普段の陽気で奔放な振る舞いからは想像できない。
それほどまでに戦争によって受けた傷は大きすぎた。

そしてマイヤール。
気が弱いところはあるけど、真面目で優しい良い人だ。嘘は苦手。
彼の優しさが、ラストに繋がるのではないかな。
アイツ誰だっけ、じゃなくて名前も覚えていてさ。
はっきりわかるような派手さはないけど、じんわりとあったかくしてくれる様な人ですね。

命を助けられたとは言え、献身的に世話をするマイヤールのしてることは誰にでもできることじゃない。
どこにでも居そうで居ないタイプの人。
にょこ

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