せみ多論

コリン LOVE OF THE DEADのせみ多論のレビュー・感想・評価

コリン LOVE OF THE DEAD(2008年製作の映画)
3.5
意図的なのか、予算の都合なのか、もしくはその両方なのか映像やカメラワークがかなり見づらい仕上がり。そこがある意味ではこの作品の味ともいえるかもしれない。
内容は従来のゾンビものと比べて新しいアプローチなのではないかと感じる。終盤正直なところ熱くこみ上げるものがある。
決定的な不満点を言えば、ズバリ邦題のひどさ。これに尽きる。
主人公コリンが何をしたいのか、どこへ向かうのか、何を思うのか、これらが物語の進展とともに明らかになるところが見どころなのに、邦題のせいで台無しです。蛇足そのもの。
ま、その最低な邦題は置いておいて、先に挙げたカメラやスプラッター表現等、色々と低予算なんだなと感じる面もありますが、そこを差し引いてもいい映画です。切ない気持ちになるゾンビ映画としてお勧めします。
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