貝

アースクエイクバードの貝のレビュー・感想・評価

アースクエイクバード(2019年製作の映画)
3.0
日本語を話すアリシア・ヴィキャンデルも英語を話す小林直己もとても自然で良かった。

日本の伝統的なものを取り込んで、禎司(小林直己)というミステリアスなキャラクターと全体の空気に違和感が生まれないようになってる。ルーシー(アリシア・ヴィキャンデル)は不自然なほど日本のステレオタイプになろうとしていたり、誰とも深く関わることのない東京という街の冷たさを気に入っていたり、禎司という気持ちの悪い男に惹かれたり、自ら闇の中へ潜り込んでいくような女性。
結局このふたりともリリー(ライリー・キーオ)のような陽の雰囲気を持つ方に導かれて、その摩擦によって事件が起きたような気がする。

リスペクトはすごく感じるけど、アメリカから見る日本ってどことなく異質な国なんだろうなと強く思う作品だった。
貝