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アラジンのkanacoのレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
4.5
ディズニーアニメ映画『アラジン』の実写化。魔人ジーニーとの友情、姫とのロマンス、魔法と冒険が盛りだくさんのファンタジーアドベンチャー。アップデートされたキャラ設定、アレンジの効いたお馴染みの楽曲が良すぎるし、何よりダンスと演出の派手さが最高✨現時点kanacoのNO1ディズニー実写映画です😆🙌✨(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

◆あらすじ◆
アグラバーの町で猿のアブーと暮らす青年アラジン。ある日、変装して市場の見物に来ていた王女ジャスミンと出会う。アラジンは侍女のふりをしたジャスミンと親しくなるが、アブーが彼女の母の形見である腕輪を盗んだことで怒らせてしまう。腕輪を返すために王宮に忍び込んだアラジンは衛兵に捕まってしまい、国務大臣のジャファーから魔法の洞窟に入り魔法のランプを取ってこいと命じられ…。

❶ディズニーアニメ映画『アラジン』を実写化。友情、ロマンス、魔法と冒険の物語

『千夜一夜物語』の『アラジンと魔法のランプ』をベースに1992年に制作されたディズニーのアニメーション映画をガイ・リッチー監督が実写化したもの。いくつかの設定やシーンが追加されているも基本的なストーリーラインは同じ。アニメとはまた違う〈実写〉だからこその華やかな演出が加わり、相変わらずアドベンチャーとロマンティックがアンストッパブル!ディズニー実写化映画は複数ありますが、今のところ今作がkanacoのNO1ディズニー実写映画です😆🙌✨

有名なディズニーアニメ映画は女性主人公が多いイメージですが、『アラジン』は心根が優しいも、スリで生計を立てるような身軽でちょっぴりずる賢いチャラい男が主人公。主人公自身に躍動感や軽さ、精神的な強さと弱さ、成長を感じることができるのが良いところ。さらにエンターテイナーに振れている、みんな大好きランプの魔人ジーニーとのやり取りが名コンビで、〈プリンセスとの一般庶民のロマンス〉だけでなく〈魔人との友情アドベンチャー〉や〈アラビアンな舞台のゴージャスさ〉が魅力だと思っています。

そんなアニメが持っていた〈軽妙さ〉と〈ゴージャスさ〉を崩すことなく、CGを駆使して煌びやかさをパワーアップし、ストーリーや各キャラクターを〈今〉にアップデートさせ、楽曲についても〈アニメで描くミュージカル〉ではなく〈人間が演じるミュージカル〉としてアレンジをうまく利かせているのではと思います。衣装、花火、動物、黄金、魔法など鮮やかな色彩や派手な映像が絢爛に映し出され、ファンタジー世界を堪能できました🥳

❷アレンジの効いたお馴染みの楽曲が良すぎるし、ダンスが最高✨

自分の好みでは『アラジン』のストーリーは元々〈普通〉程度なのですが、楽曲はディズニーでトップ3には食い込むほどに好き。有名な『フレンド・ライク・ミー』や『ホール・ニュー・ワールド』も良いですが、その2曲よりも『アラビアン・ナイト』『ひと足お先に』『アリ王子のお通り』の方が好きだったりします。つまり、私にとって捨て曲がなし!

初見は映画館で鑑賞しましたが、初手『アラビアン・ナイト』の重低音なアレンジを劇場の大音響で聞いていて、何故か感極まって泣きそうになるという…🤣「どんだけだよ」と自分でも思いましたが、全ての曲のイントロでワクワクが止まりません。また、実写版のオリジナル曲『スピーチレス~心の声』もとても気に入りました(当時思わず楽譜を買ってしまった…)。やはり捨て曲なし!

また、楽曲はアニメ版と違うアレンジが明らかに効いているのが良い効果だと思いました。『ひと足お先に』は実写の主人公が可能なアクションの速度や差し込みに合わせて、納得できる程度にテンポがダウンしていたし、〈ただの青いウィル・スミス〉ことジーニーの『フレンド・ライク・ミー』はウィル・スミスが演じるゆえのヒップホップ調のアレンジ。私はウィル・スミスのラップは『Black Suits Comin' (Nod Ya Head)』(『MⅡB』の主題歌ですね)しか知りませんが、そのカラーに『フレンド・ライク・ミー』が調和して、きちんと楽しい曲に仕上がっていたと思います。

もう一つ好きな点は、他のディズニー実写映画と比較して、人間のダンサーが多いことやダンスのみの魅せパートがあること。ディズニーのファンタジー世界では住民が人間ではないことは普通なので、実写であってもその人外キャラクターをどう表現するかも〈見せ場〉だと思いますが、『アラジン』は主人公も含め人間のダンサーの見せ場が圧倒的に多いです(青いウィル・スミスはCGだそうですが)。キレキレのカッコ良いダンスはとてもHAPPY。〈ミュージカルを見ている感〉と〈賑やかさ〉が増し増しで好みでした。

❸難点を言えば、ジャファーさまの印象が薄い🤔

ジャファーさまも他キャラクターと同様に設定は付け加えられていたのですけど…。印象に弱かったかも。アニメは『アラジン』より先に『ジャファーの逆襲』から入った私としてはちょっと寂しかったですかね。まぁ…元々持ち歌もないしな🤔イアーゴ、ただの鳥!!!(大きくはなった)。

✨🐝「アラジンを見るなら「夏」かなぁと思うのはアラビアンの雰囲気からかしらん。ガイ・リッチー監督作品は『スナッチ』は挫折してしまったのですが『シャーロック・ホームズシリーズ』は好き。『アラジン』のテイストは『シャーロック・ホームズシリーズ』の方のテイストに近い気がします🤔『ヘラクレス』の実写映画化も期待大✨頓挫しませんように!」
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