ランナー

アラジンのランナーのレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
4.5
令和元年5本目、2019年22本目の映画館での鑑賞。
ディズニー映画が好きなわけではなく、単に予告編に惹かれただけの鑑賞。
吹替を評価するコメントを参考に、敢えて吹替版で観ました。

結論を言うと、個人的に今年のイチオシ!
私は、アナ雪もそこそこ面白いと感じた程度。最近ではボヘミアン ラプソディー の熱狂にも、全く与しなかった。そんな私が手放しで喝采を送る、珍しい洋画。

しかし、この作品は素晴らしい!!
まず、ジャスミン役の女優さん、そして、阿保かと言われそうですが、虎が良い。
ここぞ! という場面での音楽と歌、鳥肌が立ちました。

実写では、そんな単純な! と突っ込みたくなる展開も多いもの。そこを、音楽、ミュージカル、映像美、色彩、脚本、カット割りなど、多彩な表情力でカバー。

欲、迷い、友情、恋、家族愛、支配、身分の違い、諦め、魔法、真実。
多くの要素を散りばめ、拡散しそうなところを、バランスよく纏めて魅了するのが、ジャスミン役の女優さんと演出の力。

ファンタジー、夢のディズニーの世界観。
恥ずかしながら、存分に浸ること、楽しむことが出来ました!

子ども受けするか分からないので、大ヒットの予感はしない。。。しかし、間違いなく良い作品です!