回想シーンでご飯3杯いける

アラジンの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
3.2
アラジンと言えば泥棒。泥棒映画と言えばガイ・リッチー、、、という事で決まったのか定かではないが、冒頭のアクロバティックなアクションや、ちょこちょこと物を盗んで王宮の人達を騙していく展開は、確かにガイ・リッチーらしい真っ当な泥棒映画。

もうひとつのポイントは、アラジンとジャスミンにほぼ新人の俳優を当てて、俳優の知名度に頼るのではなく、華やかな世界観やアクション、登場人物間のドラマに焦点が当たるようなディレクションになっている事。大勢の民衆が踊るミュージカルシーンは、インド映画を思わせる。ディズニー映画として、そして「アラジン」として、大幅な変更はないものの、細かい部分で気の利いたアレンジが施されている。

ウィル・スミスが煩すぎるのは辛かった。俳優が自分というキャラクターを演じる的なユーモアはあまり好きではない。フレッシュなアラジン & ジャスミンの恋愛部分をもっと観たかった。

それにしても、レビュー数がめちゃくちゃ多いし、感想も様々。つまり、色んな趣味の人がこの作品を観ているという事であり、それがディズニーの凄い所なのだろう。