その引越しは
”終わり”のはじまりかもしれません…
′89のオリジナルから
およそ30年かぁ〜
ベストセラー作家、スティーヴン・キングの作品の中でも
個人的には指折りに入る、お気に入りの作品です。
倫理の逸脱、禁忌であると分かっていても
やらずにはいられない、
ストレートにガツンっと響く悲哀に共感できてしまうからこそ
切なくて悲しいのはもちろん、
それと同時にある種の狂気に取り憑かれてしまった主人公が
底無しの沼へとズンズン入っていってしまうあたりがなんとも、、ね。
そこんとこがジワジワと恐怖を効かせてくるお話でもある本作。
ここんとこのバランス加減が
やはり素晴らしいですね。
オリジナルを観たのが
ずいぶんと前になるので
ストーリーのディティールも抜けていた状態での鑑賞でしたが、
リメイクでその脚本の魅力に改めて引き込まれてしまいました。