久しぶりに妻と観られたのが一番よかった。
映画としては可もなく不可もなくだが、なんだかんだで最後まで観ればいい感じのハッピーエンドなのでジュマンジらしい映画だったかな。
ただ前半のぐだぐだとしたテンポの悪さが痛かった。お爺ちゃんたちの理解能力のなさはそんなに引っ張るほど面白いものではない。あと、アンソニーのまたジュマンジに行かなきゃならなくての「お前ら白人には付き合いきれねぇ」発言とか、ジュマンジ内アバターへの文句での「黒人キャラですらねぇ」とかさ、人種主張が強過ぎてうざい。吹き替えで見たからそうなのか知らんが、そこは「もうお前らには付き合い切れねえ」とか他に言いようがあるだろうよ。それがいわゆる『今風な発言だろ』的な感じにされていて最悪だった。これさ、逆だったら差別発言なんだろ。今風だとさ。「お前ら黒人には付き合い切れねえ」とか「白人キャラですらねえ」とか言ってみろ、上映中止に追い込まれるほどの言論の自由の反対が担保されているのに、これはない。最大のノイズだったなぁ。（ちなみにセリフは正確な引用ではなく、大体こんな感じというニュアンスです。あしからず）
てかさ、アンソニー、お前そんなヤツ違ごたやん。と薄れゆく前作でのイメージで思いましたよ。でも、結局いいヤツであるので複雑な感じ。このご時世だからそう感じるのか、このご時世だからそういうセリフなのか。考えたくないので頭を空っぽにしておけば大丈夫。多分。
あとはその前半のだらだらシーンとノイズさえ乗り切れば、ファミリー映画として成立しているのでよかった。お爺ちゃんの頑固っぷりにも理由はあるが、ともにゲームをすることによって和解することもできるとかね。孫とゲームする姿はほっこりしました。孫は孫で自信を取り戻せて何もかもハッピーエンドに向かうので、観賞後の気分はよかったかな。
新ジュマンジシリーズを見たら、懐かしの一作目のジュマンジを視返したくなるなぁ。昔にまだテレビが現役だったころ、９時から１１時のゴールデンタイムに映画があって、そこで家族と一緒に映画を観るあの習慣はよかったなぁ。と、懐かしい気分になる映画でした（特にラストシーン）。ファミリー映画の大切さを最近よくわかるようになりました。
