野村萬斎主演の歌舞伎エンターテイメント顔芸スペシャルドラマとして観るには十二分に面白いしキャストも豪華で勧善懲悪で面白かった。けど映画としてはうーんという感じと現実でサラリーマンとして働いている身からするとあまりにも突っ込みどころが多すぎたというか。。縁遠い業界で働いてるからかちょっと現実感がなさすぎる事象の連続でうん…ってなってしまった。歌舞伎版水戸黄門の顔芸編として軽い気持ちで見るものとしては良かった。
主人公がここまでぐうたらしている理由とそこから不正に対しては圧倒的に正義感強く取り組んでいる理由としての事象がちょっと弱いというかしっくりこなくて、あーなら辞めちゃえばよかったのに？って思ってしまった。企業人たるもの一つの企業に勤め上げるのである何があっても。という描写がなんかもう古くない？って思ってしまった…。
大企業あるあるはもちろんたくさん入ってて共感できるものもあるけど御前会議の人数少なすぎない？とかボイレコ使えば？とかもっと早くクビにならない？とかなんかツッコんでしまうと止まらなくなってしまった。笑いながらツッコミ入れつつ見るには丁度いいのかもしれないけどそれだとするとちょっとシリアス感が強みというか。
顔芸も面白いけどちょっとしつこいと思ってしまったんだよな…。
