どうみてもオオカミじゃないか

七つの会議のどうみてもオオカミじゃないかのネタバレレビュー・内容・結末

七つの会議(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

半沢直樹好きならハマるであろう作品!
個人的には大満足でした!
半沢直樹御用達の常連キャストから、大御所から売れっ子までまーキャストがこれでもかと豪華だった!
ストーリーはクライマックスがやや膨らみきらなかったように感じたけど、それ以外は面白かった。
それよりキャラクターが個性的で良かった!

あらすじ
東京建電、営業一課のとある社員、八角。
仕事はまともにしない、会議中に昼寝はする、挙句の果てに仕事のできるエリート課長の上司をパワハラで訴える始末。
そんなボンクラ社員とエリート課長、会社はどっちを守るか誰もが分かっていたが。
なんと会社はエリート課長を切り、ボンクラ社員八角を守ったのだった…。
八角に渦巻く数々の謎、そこに疑問を抱いた、原島と浜本が八角の謎に迫る…

という序章が終わってからが本番って感じのストーリー展開で、八角の正体が暴かれてから、なぜそんな事態に会社は陥ったのか、そして八角が抱える過去、それ故の信念が分かった時に一気に八角に感情移入させられた!
本当の悪を倒しに行く八角が痛快だった!

でも、序盤の営業と経理の小競り合いとか、ドーナツ泥棒事件とか、キャラクター紹介も含めての展開だと思うけど、そこが意外と各々の人間性が見えて面白かったし好き!
特に浜本ちゃんが可愛かったー!

半沢直樹好きには待ってましたの八角の敵への恫喝はやっぱスッキリするし最高!

それと、お前が悪かい!…いやお前が本物の悪やったんかい!…っと…お前まで悪なんかーい!
とまぁ隠蔽隠蔽隠蔽のオンパレードで、そのコントラストで正義を貫く八角がまぁかっこいいこと!

あと、北川との「奢りだ…」からのカットは胸アツだった。

硬派な中にもユーモアがあって、あらゆる謎が順序よく紐解かれていくストーリー展開と、人間味溢れるキャラクターが魅力の素晴らしい作品でした。