このレビューはネタバレを含みます
良くも悪くも野村萬斎の存在感が際立った。
主人公の怪しげでいつまで経ってもイイやつなのかワルイやつなのかわからない独特の雰囲気はこの俳優さんにしか出せないと思う。
空飛ぶタイヤも鑑賞したが空飛ぶタイヤよりも現実的でより人間らしい脚本だった。
なんと言っても最後のオチが印象に残っている。
どれだけ頑張っても力を合わせても勝てないものは勝てない。覆らないこともある。
ナレーションベースの北大路欣也の不敵な笑みは鳥肌が立った。
それと対比的に主人公たちを中心に動いていく子会社。未来が続いていくのが想像できるエンドだった。