マルカマーク

マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!のマルカマークのレビュー・感想・評価

3.5
1960年代のロンドン…スウィンギング・ロンドンとは何だったのか。少しでも洋楽やアートやファッションに興味があればなんとなく触れたことがあるこの時代を、当事者である俳優、マイケル・ケインが案内してくれるドキュメンタリー映画。

仕事帰りに観るドキュメンタリー映画は必ず寝るというマイジンクスがあるが、今回も案の定、途中で寝てしまった。

当時のヒット曲にのせて、クルクルサイケデリックにコラージュされた映像(フリッパーズギターのgroove tubeのMVもこんな感じだったな)を観ていると、みんな何やってもカッコイイ空気が伝わった。

ローリングストーンズやフー、ポールとジョン、アニマルズ、デヴィッド・ボウイ、ツィッギー、マリー・クワント、ヴィダル・サスーン、ドノヴァン、マリアンヌ・フェイスフルetc…とスウィンギング・ロンドンの中心にいた錚々たるメンバーの証言も色々聞けた。
当時の証言もあるし、当時を振り返った現在の証言もあった(その場合、マイケル・ケインがインタビューをしている感じだった)。

まず言いたいのは、
ツィッギーがかわいい!!
コラージュ以上に大きなおメメでクルクル表情が変わるのも見てて飽きない。
かわいいと思える人でも、「見てて飽きない」と思えるまでの人ってあまりいない。
特にウディ・アレンに好きな哲学者は?とか質問されてるときのムスッと顔がたまらなかった。

ちょこっとしか登場しないがジギースターダスト以前のマッシュルームヘアのデヴィッドボウイがかわいらしかったのと、ポールとジョンの件が印象的。

ビートルズって、ロックの歴史の中で語られているもので触れることが多かったから、スウィンギング・ロンドンの中で語られる2人はとても新鮮だった。
若い2人はとってもいいライバル関係だったんだね。
LSDについての質問に答えてるポールは生意気ぃ〜って感じだったな。

マイケル・ケインってあまり知らない俳優さんだったけど、若いときの彼は英国色男って感じで素敵だったなぁ。今もステキなおじさまだけど。
映画の中に出てきた「アルフィー」、観てみよう。