ヒナ子

タロウのバカのヒナ子のレビュー・感想・評価

タロウのバカ(2019年製作の映画)
3.8
河原。川と言う名の地獄と
普通の人間生きる地上との間を
行き来して、ここに辿り着き、彷徨う。

愛とか死ぬとか生きるとかは
真っ当に生きる人にとっては
あまり塾考しない要素、
ある意味それが楽に生きていく術である。

生きること自体に傷負わす、
そして新たな意味を見出す彼ら。

愛と死への好奇心は同等なのか。
それが何物かも知らぬまま、
そこにあるものが絶望と言う名の
残酷さであるとも知らず、
この身で持ってそれを知る。

人間の持つ“野性”と"本能"は
この映画に全て描かれている。
ヒナ子

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