井中カエルand物語るカメ

天使のたまごの井中カエルand物語るカメのレビュー・感想・評価

天使のたまご(1985年製作の映画)
3.8
久々に #天使のたまご を鑑賞
いやー……自分も成長した!
結構意味がわかった!
というよりも自分の中で答えが見つかったというべきか…
この映画は明確な意味がないように見えるけれど、その鑑賞者がどのような意味を見出すのかがすごく大切な作品なんですよね。だから正解とか答え合わせはなし!

ちなみに自分の解釈は神話の終わりと新たなる神話の創設とでも語りましょうか…
少女はマグダラのマリアであり、同時に聖母マリアでもあるわけですよ
例えば少女が持ち上げるガラスの壺ですが絵画(宗教画)において女性が壺を持っていたら、それはマグダラのマリアだと解釈するわけですね

そうやって読み解いていくとこの映画に込められた宗教的モチーフはたくさん見つかってくる
それを総合して考えると…神話や宗教が終わり、同時に神話がまた始まるという、現代における神話や宗教の創設を試みたと自分は解釈します
でも先に述べたように今作の解釈は無限大でいいのではないでしょうか