みぃりりの甘いプリン

Diner ダイナーのみぃりりの甘いプリンのネタバレレビュー・内容・結末

Diner ダイナー(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

色彩の洪水。
色が攻めてくる。脳に優しくない。
ゆえに料理が美味しそうに見えない。
ただ、スキンのスフレだけは美味しそうだった。
前半、ボンベロの店にたどり着くまでが長く退屈に感じるのでそこだけマイナス点。


カナコに優しくしてくれるスキンは何かたくらんでるヤツだと思ってた。
でも、ただただカナコに優しい人だった。
スフレの件、ボンベロもカナコに伝えとけよ。
生死がかかる食べ物なら、カナコに仕上げを任せるなよ。

ボンベロはドSと見せかけて途中からカナコとの関係、主と従が逆転していく。
最初はお酒を人質に取られたからだろうけど。
ボンベロを拾ってくれた亡きボスの存在を埋める人を求めていたのかもしれない。



アクションはスローを多様しているけど、見ごたえあった。
ただ予告を見て、殺し屋のバトル・ロワイアル(異種格闘技)になるんだと勝手に勘違いしたのでそこは勝手に不満。

ヒロインのカナコ、地獄巡りを経て自分の本当にたどり着きたい場所を見つけた。
メキシコの死者祭りが行われる中、ボンベロと菊千代も導かれる。
そこが幻想的。
色彩の洪水もここでは優しく美しい。
この話、ダークファンタジーだったのかな?


その他ツボ
・派手ななりした、ぶっとんだ土屋アンナちゃんがあの中ではわりと常識人に見える。ボスへの忠誠心が厚いし。
・あの派手で濃い人たちの中にあって台詞なしで存在感を出す後藤ひろひと大王様、すごい😆⤴
脚本担当だったのね。
・真矢みきさんカッコいい!
さすがヅカのトップ、存在感の塊!
・菊千代に惚れた❤
最初は怖い犬と思ってたけどいい子だわ。