『デビルマンwww』
という反応は実写の罪。
それを許さないのはオイラの罪。
僕が人生ベスト5に挙げる、巨匠・永井豪の代表作、漫画〈デビルマン〉。
激動のクライマックスにおける牧村家の悲劇から、デビルマン軍団vsデーモン軍団の全面戦争開戦までの期間を使い、オリジナルエピソードをハイクオリティな作画で見せる戦慄のOVA。
2000年52分🇯🇵
原作の〈デビルマン〉とは、人間×悪魔×神の三つ巴の戦いを、ミクロ的視点で描く神話的バイオレンスホラー。
人間の汚い部分を徹底的に描写する展開に、子供の頃は心底震えあがったものです。
本作においては、人間と悪魔の間で揺れ動くデビルマン・不動明の葛藤を、内面世界のデビルマンvs勇者アモンの激しいバトルシーンに置き換えて語る。
特級造型師・韮沢靖による原作準拠の獣の様なデビルマンと、オリジナル要素の強い勇者アモンのデザインが、それぞれ素晴らし過ぎて正直フィギュアが欲しくなる。
なお、キャストで言うと武田真治vs大塚明夫ということで、ちょっとしたお得感もアリ。
原作で語り草となっている、串刺しになったヒロインの生首を掲げた隣人たちが、『わっしょい、わっしょい。』と気勢を上げるシーンもしっかり登場、外さない。
2018年の原作準拠NETFLIXアニメ〈DEVILMAN crybaby〉に先駆けて、そのものズバリをモロに描写していたのには衝撃を受けた。
過去に一度観ていたはずだが覚えていなかった。覚えていたくなかったのかもしれない。
棒読み演技の双子、小林幸子、ボブ・サップがはしゃいでる実写版や、パンツをはいてるヒーロー物のアニメ版を特に否定するつもりはない。しかし、デビルマンという物語にはやはり、こちらの様なダークでシリアスなテイストが良く似合う、そう改めて思い知った。
以下余談🙄💬
【梅助の人生ベストコミック5選2025年版】
①うしおととら
②デビルマン
③漂流教室
④NARUTO
⑤進撃の巨人