ぐっない

青の帰り道のぐっないのレビュー・感想・評価

青の帰り道(2018年製作の映画)
4.0
かつて高校生だった少年少女がボロボロになりながら大人になる話

登場人物みんな、ぜんぜん好きじゃなかった。大切なものは大切にしないとすぐに壊れてしまう。
私、友達でいることって、隣にいることだと思います。ただ、隣にいること。
彼らはこんなに素敵な友達がいるのにぜんぜん大切にしてない、自分のことしか見えてない、生きるのに精一杯だから。
でも、わかる。生きるのに精一杯だなあ。ぜんぜん好きじゃなかったのに、彼らの節々に私を見つけて苦しかった。
うまくいかないことばかりかもしれない、望み通りにならないことばかりかもしれない、みんな折り合いをつけて誤魔化して生きているのかもしれない、でも人生って、そういうものかもしれないな

大人になるってどういうこと?
わからないけれど、変わってゆく中にも変わらないものは確かにあると思います。私は、大切なひとを大切にしたい。大好きなひとの隣にずっといれますように。大人になるってそんなに悪いことじゃないでしょ?きっと。
ぐっない

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