【soutaの映画つぶやき No.1148】
"CURED キュアード"
人間を凶暴化させる"メイズウイルス"が蔓延したアイルランド。6年後、感染を治癒する薬の開発により秩序を取り戻す。治療を終え回復した者は社会復帰をするが、、、
新たな切り口で描いたソンビ映画で面白い設定だった。ゾンビ・パンデミックは治せる病気となって終息へと向かう。
ゾンビ作品には、ワクチンを完成させることが人類の希望のように描かれてることが多い。だから回復した者は、人々から希望の光のような存在になるのだろうと思ったがそうはならない。感染の被害者とはいえ人を喰い殺した人を世界は受け入れられるかどうか、、、
人間以下の扱いを受ける回復者、そしてゾンビだった頃の記憶は覚えているというのが…大切な人を襲い食べた記憶を悪夢として何度も見る、地獄だ。一度感染した者はもう同じ人間として見れない、彼らによって大切な人を奪われた被害者がいる。何としても感染した大切な人を助けたいという者もいる。様々な立場の人々の心境を描いていて苦しかった。